国内の飲料販売の競争が激しさを増すなか、大手飲料メーカーの「アサヒグループホールディングス」は、ビール以外の飲料事業を強化するため、乳酸菌を使った商品で知られる「カルピス」を買収する方向で最終調整していることが分かりました。 関係者によりますと、「アサヒグループホールディングス」は「カルピス」の親会社の「味の素」から1000億円程度でカルピスを買収する方向で最終調整に入りました。 アサヒはビール系では国内トップの売り上げを誇っていますが、ビール以外の飲料については国内4位にとどまっており、この分野の強化が課題となっていました。このため、乳酸菌の商品で高いブランド力を持つカルピスの買収を目指すことになったもので、買収が実現すればアサヒの飲料の売り上げはおよそ4500億円となり、国内3位に浮上することになります。 国内の飲料メーカーを巡っては、少子高齢化などで国内市場が伸び悩むなか、商品の開発