マツダ5チャンネル体制とは、バブル経済絶頂期の1989年にマツダが展開した国内販売戦略です。 当時のトヨタがトヨタ店、トヨペット店、カローラ店、オート店、ビスタ店と5つのチャンネルを展開していたのと同様に、マツダも複数のチャンネルを整備しラインナップを広げ、国内での販売網の強化を図りました。 当時はバブル絶頂期ということもあり、「モノがあれば売れる」というような感覚に陥っていたのかもしれませんね。 思い切った経営戦略に踏み込んだマツダでしたが、後にこの挑戦はマツダを経営危機に追い込むこととなります。 どうしてマツダの5チャンネル体制は失敗してしまったのでしょうか?まずは、当時マツダが展開した5つのブランドを振り返ってみましょう。