13日、東京電力は、福島第一原発の事故原因で未解明だった54件を調べ、そのうち10件が解明したと発表した。これまでの発表では、3号機の核燃料について「一部が溶けたものの、ほとんどが圧力容器内にとどまっている」とされてきた。しかし13日、東電はこの見解を修正し、「核燃料はほとんどが溶け、相当部分が圧力容器を突き抜けて、格納容器の底に達したとみられる」とした。その理由は、事故後に行われた消防車から原子炉への注水にある。これが、途中の弁から別の機器に流れていたというのだ。そのため、3号機のメルトダウンは想定よりも早く起きていたとしている。 撮影:陸上自衛隊