12月11日、客室乗務員やグランドスタッフに暴行を加えたり、滑走路に飛び出したり、中国では遅延するフライトに激怒した乗客が、過激な手段で抗議するトラブルが相次いでいる。写真は4月、上海の空港で撮影(2012年 ロイター/David Gray) [上海 11日 ロイター] 客室乗務員やグランドスタッフに暴行を加える乗客、滑走路に飛び出す乗客、機内の非常ドアを引っ張り開ける乗客──。中国では、遅延するフライトに激怒した乗客が、過激な手段で抗議するトラブルが相次いでいる。 民間機の飛行空域が制限される中、中産階級の拡大や格安航空会社の台頭などを背景に乗客が急増。航空各社は定刻通りの運行を目指しているものの、今年は国内・国際線の両方で、激怒した乗客が絡んだトラブルが数十件発生している。 「フライトが遅延すると、乗客は大きなトラブルを起こす。スタッフを殴る客もいる」。上海に本社を置く格安航空会社(L