岸信夫防衛相は13日、陸上自衛隊習志野演習場(千葉県)で行われた第1空挺団による降下訓練始めを視察した。第1空挺団は自衛隊唯一のパラシュート部隊で、輸送ヘリなどからパラシュートで降下し機動的に展開できるのが特徴。島嶼(とうしょ)防衛で上陸、奪還任務を行うことなどが想定されている。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い緊急事態宣言が発令されている現状を踏まえ、隊員はマスクを着用して訓練に臨んだほか、一般公開も中止し、米軍の参加も見送った。 岸氏は視察後、記者団に「さまざまな感染症予防策を徹底して講じていることが確認できた。必要な訓練は実施し、高い技量を維持していくことが重要だ」と強調した。