政府は9日、プラスチックごみのリサイクル強化に向けた新法案「プラスチック資源循環促進法案」を閣議決定した。家庭から出る食品トレーや文房具などを「プラスチック資源」として一括回収する仕組みを導入。使い捨てのストローやスプーンを多く提供する飲食店などには、提供方法の見直しによる削減策づくりを義務付ける。令和4年4月の施行を目指す。 現行では、家庭のプラごみをリサイクル用に分別回収する自治体の多くが、ペットボトルや食品トレーなどを対象にしている。新法案は、文房具や子どもの玩具なども含めて一括回収するよう自治体に促す。 飲食店や小売店での使い捨てプラスチック製品の削減義務付けは、有料化や代替素材への切り替え、使用するかどうかを客に確認するなど、何らかの取り組みを求める。怠った事業者には改善を勧告・命令し、従わない場合は50万円以下の罰金を科す。
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