石野卓球さん/ミュージシャン 「活気があって“食べられる水族館”でもある魚市場が好きです」と語る卓球さん。築地の場内市場から豊洲市場への移転後も、朝6時の開店と同時に目指すのが、老舗の「大和寿司」だ。 「日本中から最高の魚が集まる場所だし、朝イチでさばいたネタだから超新鮮。お造りやおつまみもなく、ただひたすらお寿司と対峙する“朝のお寿司”の魅力をここで知りました。好きすぎて通い詰め、一昨年は来店数の年間MVPを獲得。“鮪”の文字が刻まれたキャップをもらいました」 普段から座る席も、お寿司を握る板前さんも決まっており、何を食べるかは基本おまかせ。 「お店のインスタグラムは毎晩チェック。気になるネタを見つけたら翌朝すぐに出動します。完全にひと昔前のレコード屋へ行く感覚ですよね(笑)。おまかせにしているのは、食べたい魚と当日のおすすめを、どういう順番で食べると個々の魅力が引き立つかまでを計算して