参考までに、Kubernetes単体の要件としては、API Serverを動かすのには1GB以上のRAMがあって、x86_64のCPUを使っているのが「望ましい」とドキュメントにはそれとなく書かれていたりします。ですが、実際にはもっと高スペックなマシンを利用するケースが多いはずです(無論、規模によります)。 それと比べ、k3sは非常に小さな環境でも動作します。どうしてなのでしょうか? いくつか、特徴的な部分をピックアップしてみることにします。 Kubernetesの中で利用シーンの少ない機能を削っている Kubernetesには、後方互換性のために残しているレガシーな機能やAPIや、新たに追加されようとしているAlphaやBetaの機能が多数存在します。 k3sでは、軽量化のためにそれらの機能を削っています。 デフォルトのetcdをsqlite3にしている etcdは非常に高い信頼性を誇る