ボーイング787型機で、国内で初の定期便となる岡山行きの便に搭乗するまえに写真撮影などをする搭乗客ら=1日、東京・羽田空港(緑川真実撮影) 全日本空輸が世界に先駆けて導入した米ボーイングの最新鋭中型旅客機「787」が1日、羽田-岡山線で定期便として初就航した。787は燃費効率を高めるなどした注目の次世代機。相次ぐトラブルで当初予定から導入が3年以上遅れたが、ようやく日本の空でデビューを果たした。 264の座席が満席となった787は1日午前8時ごろ、羽田から岡山に向け飛び立った。地上からは伊東信一郎社長ら関係者が手を振り見送った。787はこの日、岡山から羽田に戻った後、広島も往復する。 前日入りしたという大阪市湊区の植原隆さん(51)は出発前、「燃費のよさに注目している。また窓が大きいなどの快適性を体験したい」と興奮を隠しきれない様子だった。 全日空は29年度までに787を計55機導入する計