今月、関西空港に到着した国際線の旅客機のトイレで金塊が隠されているのが見つかったことを受けて航空会社が調べたところ、ほかにも4機の機体でトイレの壁のパネルが外しやすいよう細工した痕跡があったことが、航空関係者への取材でわかりました。航空各社と税関は国際線から国内線に切り替わる旅客機内にいったん金塊を隠し国内の空港から密輸しようとする新たな手口ではないかとみて警戒を強めています。 バニラ・エアが所有するほかの11機の機体を点検したところ、新たに4機でトイレの壁のパネルが外しやすいようネジに細工するなどの痕跡が見つかっていたことが航空関係者への取材でわかりました。一部の機体ではパネルがわずかにずれていたということです。 バニラ・エアによりますと、台湾から関西空港に到着した機体は通常、次のフライトでは国内線に使われるということで、航空各社と税関は何者かが旅客機内にいったん金塊を隠したうえで税関の