JR九州の山根久資博多駅長の合図で出発する「ななつ星in九州」(15日午後0時47分、福岡市博多区のJR博多駅で)=久保敏郎撮影 日本初の豪華観光寝台列車、JR九州の「ななつ星in九州」が15日午後、発着点の博多駅(福岡市)を出発。 豪華な車内でくつろぎながら、九州各地の見所や新鮮な食材を使った食事を楽しめる。 初便は九州1周の3泊4日コースで、全国からの乗客28人を乗せ、夕方には大分県・由布院駅へ。2~3日目は宮崎、鹿児島県を巡り、最終日は熊本、大分県を経由して博多駅に戻る。 ななつ星は、欧州のオリエント急行を参考に新造された8両編成の豪華列車。このうち客車は7両で、14の客室とラウンジカー、食堂車からなり、木材をふんだんに使って温かみと重厚感を出している。製造費は約30億円で、同規模の特急列車の約2倍。