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ものづくりとthinkに関するgitanezのブックマーク (5)

  • 2009-08-15:西洋家具の美-18世紀の英国を中心に-: DESIGN IT! w/LOVE

    展示してあったものは18世紀の家具が中心で、なかには17世紀のものも混ざっていました。日でいえば江戸時代の前・中期にあたる時代のものになりますよね。 椅子やチェストなどは比較的保存状態もよいものでしたが、風雨にさらされたはずの扉などはだいぶ朽ちて装飾も削れていました。 それでも、それが味になるのが木材のよいところではないかと感じます。ちょっとわかりにくですが、このパンフレットに載った教会用ベンチなども装飾が削れかえているところが、非常によい雰囲気になっています。 日の古い家具や朝鮮・李朝の家具などのもつ繊細さはありませんが、逆にその幾何学的モチーフで形作られた佇まいには厳格な思考や信仰の積み重ねを感じさせる力強さがあります。 「西洋では英国のものを、東洋では朝鮮のもの」として、英国の家具を高く評価していた柳は、西洋の家具について次のように述べています。 「時代をゴシックあたりまで遡らす

  • 工藝の道/柳宗悦: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「自分で考えろ」「答えがあると思うな」 学校でも企業でも当然のように用いられるこれらの言葉は果たして当に正しいか? 最近、そのことに大きな疑問を感じています。 「質の劣化と文脈からの逸脱」で書いたように、歴史的には時代が下れば下るほど、ものつくりの技術は質的に劣化し、かつて可能であった品質をあとの時代には再現できなくなります。いまに生きる人たちはこのことに無頓着ですが、すこしでも関心をもって歴史上の制作物を振り返る目をもった人であればその差は歴然としています。 過去の技術の伝承・維持、あるいは個人意識の孤立を回避するにはなぜ過去にあった質を維持する技術の伝承ができないのか? それは白川静さんが『初期万葉論』や『漢字―生い立ちとその背景』で、田中優子さんが『カムイ伝講義』で

  • ほんまに賢いゆうのはどういうこと?: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 法隆寺、薬師寺の修復・復元に関わり、最後の宮大工棟梁といわれた故・西岡常一さん。 その西岡さんの話をまとめた『木に学べ―法隆寺・薬師寺の美』を読んでいると、人間って昔にくらべて当にアホになったんだなーと感じます。 例えば、西岡さんは、いまの建築基準法にダメ出しをしています。建築基準法では、コンクリートの基礎を打ちまわした土台に柱を立てろと書いてあるそうですが、「コンクリートの上に、木を横に寝かして土台としたら、すぐ腐りまっせ」と西岡さんは言います。20年もしたら腐るという。法隆寺や薬師寺では、石を置いてその上に柱を立てているから1300年経っても腐らない。 今みたいになんでもそのまままねたりせんのや「明治時代以降に入ってきた西洋の建築法をただまねてもダメなんや」と西岡さん

  • イメージを形にする力: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 どんな仕事でもそうでしょうし、また、仕事に限らず自分自身の人生を考えるうえでも、イメージを形にするということは常に求められているのではないかと思います。「イメージを形にする」というのは、言い換えれば、「夢をかなえる」ともなりますし、「考えてることを実現する」ということでもいいと思います。 ただ、どんな言い方をした場合でも、そこに求められていることは2つある(あるいは3つ)のだと思います。 1つは、イメージすること(夢見ること、考えること)。 もう1つは、具体的な形にする力(イメージでも、夢でも、考えでも)。 そして、もう1つ加えるとしたら、形になったものが当に自分がイメージしていた(夢見ていた、考えていた)ものだったかどうかを検討することでしょうか。 これはデザインに絞っ

  • 感じることと考えること: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 モノや仕組み、ルールなど、すでにできたもののデザインを目にして、時々、「あーこのデザイン、考えられてないな」と感じることがあります。その場合の「考えられてない」は言い換えると、使うシーンや例外的使用のケースが想像ができてないな、イメージができてないなということだったりします。また、経年変化への対応あるいは対象となる量(組織の従業員数とか扱うデータ数とか)の変化を想像せず=考えずにつくっちゃったんだなと思うんです。 うーん、そういう意味では想像力に欠けた人がつくったのかなと疑問に思うデザインのものって多いんですよね。想像力の欠如がそのままデザインの品質に影響しちゃってるし、生活スタイル・ワークスタイルに何の提案力をもたないものができあがっちゃう。ちゃんと考えてつくってます?っ

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