米Intelは10月22日、2020年に向けてトランジスタの小型化、高速化、省電力化を進める先進プロジェクトの一部を披露した。 米カリフォルニア州サンタクララにあるIntel本社で行われた報道・アナリスト向け説明会で、Intel研究者らは、カーボンナノチューブ、ナノワイヤなどの新しい素材や、トランジスタを原子レベルに縮小化する新技術を紹介した。 この30年の間にトランジスタはかつてないほどの小型化が進み、その性能とコストがもたらす恩恵によってIntelをはじめIT業界全体は発展を遂げてきた。しかし先進研究に携わる研究者たちは、従来の素材やテクニックでは実現不可能な、トランジスタのさらなる小型化を目指す取り組みに着手している。 トランジスタが原子レベルにまで小さくなれば、トランジスタゲートの幅は原子1個か2個程度になり、現行の製造技術や素材を適用できなくなると、Intelフェロー兼技術戦略デ