さて、金唐紙とは、もともとヨーロッパで壁の内装に用いられた金唐革の技法を和紙で再現したものです。いわゆる襖や壁に張られたきわめて日本的な装いの唐紙とはまったく別物です。 もともとは金唐革紙といわれるとおり、ヨーロッパでは革製の壁紙だったそうです。それが日本に持ち込まれた際に、革のなめし技術がなかったことと高温多湿の日本の気候にあわせて、和紙で革を模した金唐革紙がつくられるようになったそうです。 金唐紙:http://www5b.biglobe.ne.jp/~kinkara/ 金唐紙は、金属箔をはった手漉きの和紙に文様を彫った版木棒を重ねて凹凸をつけ、彩色した皮を模した豪華な壁紙です。明治の頃には欧米で高い評価を得、輸出も盛んに行われたそうです。なんとバッキンガム宮殿にも日本の金唐革紙が使われています。最近では、上田尚さんの金唐紙が有楽町にできたペニンシュラ・ホテルの1泊98万円の部屋の壁を
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