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文化に関するgitanezのブックマーク (6)

  • 笑い vs. イノベーション: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「笑う」という態度を保てるのは強い。最近になって、そんなことを強く感じるようになりました。 お笑い番組などをみたり馬鹿話にげらげら笑うというのではなく、目の前で起きていることを肯定的に受け入れて笑えるような笑い。目の前で起こる事柄を否定する怒りや不満の表情に対して、多少の問題があってもそれを受け入れて肯定できる笑い。そういう笑いができる精神性や社会性の強さについて考えるようになっています。 そんなことをあらためて考えていたので、実際、ある機会に「笑顔」のもつ魅力や強さについてお話させていただいたりもしました。 そういう考えが頭にあったからでしょうか。昨日までニューカレドニアに1週間ほど行っていたのですが、そこでも目に焼き付いたのはメラネシアの人びとの笑顔でした。 フランス領

  • 詩経―中国の古代歌謡/白川静: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 人間にとって、ことばとは何なのか? ことばを発するということはどういうことなのか? 何かしらの対象(object)を指示する記号・表象としてだけ、ことばを捉えてしまう現代においては、ことばと人間の関係はすでに壊れてしまっているように感じられます。親の庇護を失った子どもが日々無防備に大量のことばに曝されているような状況か。 現代の成人はことばに対する防御力をもたない、あるいは、ことばに対する惧れを抱かないという意味において幼児的であり、また、その幼児に道を教える親という存在の不在において、まさに現代は未来を喪失しているのではないかと感じます。そして、その未来の喪失は来の消失に起因するのではないかという気もするのです。ことばの来の消失に。 古代歌謡は、民族の歴史が刻まれはじ

  • 誰も知らない 世界と日本のまちがい/松岡正剛: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 水村美苗さんの『日語が亡びるとき―英語の世紀の中で』がネット界隈で話題となっています(こちらやこちらで)。水村美苗さんのは10年くらい前に『続 明暗』や『私小説 from left to right 』といった小説を読みましたが、その後、すっかりご無沙汰になっていましたが、これだけ必読と言われれば読まない方がおかしいと感じたので購入しました。 それこそ、昔、英語と日語が入り混じる形で著された『私小説 from left to right 』を読んだ僕としては、ここで書かれていることが、おそらく「質の劣化と文脈からの逸脱」や「勤労・勤勉が可能な社会」で書いてきた僕自身の問題の系とも重なる問題だとも感じたので。 中国文化圏→天下→日国まだ読んでいないのでどう書かれている

  • 質の劣化と文脈からの逸脱: DESIGN IT! w/LOVE

    「木の生命と自然の命とを考えてやっていますな」ですか。 もうすこしで読み終わる柳宗悦さんも『工藝の道』でおなじようなことを書いてらっしゃいます。 すべての意図は概念的作為に落ちる。だが智慧と技巧とによって、何をか新たに産み得ようか。創造は自然の働きである。古作品が示す驚くべき創造の力は、その背後に自然があるからである。 柳宗悦さんはこれを仏教における「他力願」とつなげて捉えます。他力願とは、他人の力に頼ることではなく、神・自然を信頼しつつ自らその信頼において励むことです。意識や技巧に溺れることなく、自然の力、過去積み重ねられてきた技への尊敬のもとに自らの仕事に励むことをいうのです。 自然から意識へ、手仕事から機械へまた、自然との強いつながりということでは、白川静さんが『初期万葉論』のなかで、初期万葉における前期の神である自然とつながりの強い呪的歌謡が、社会が言葉から文字の世界へ、古代的

  • フラジャイル 弱さからの出発/松岡正剛: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 僕らは普段やたらとほとんど根拠もないままに、何かが役に立つとか立たないとか、勝ち組だとか負け組だとか、あれは間違ってるとか悪いとか、自分はダメだとか弱い人間だとか、そんなことばかりを気にして生きています。そして、いつでも役に立つほう、正しいほう、強いほう、勝ち残ったほうをほとんど無条件によいものだと信じています。知識を得るのにも、仕事をするのにも、量より質だとか信じているのか、ほとんど独断的ともいえる"選択と集中"とやらでみずからが関わる領域を狭めています。 一方、生物進化論の分野でも、自然淘汰を核とするダーウィニズムが幅を利かせ、変化する環境に適応した種が生き残りつづけることで進化が進んできたことを示唆しています。環境において強さをもつものが生き残ってきたとでもいうように

  • 「Web2.0を儲かるか?」という疑問への批判と、それを批判することへの批判: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 Web2.0を儲かるか?という疑問を目にするたび、私はいつも疑念を抱きます。 その理由の1つは、その問いは「自動車産業は儲かるのか?」「医療作業は儲かるのか?」「LOHASは儲かるのか?」といった質問同様、その答えはその産業に関わる各企業の努力次第によるところが大きく、作業全体がお金を生み出し成立するかも各企業の努力の総体によるものであろうからです。 つまり、「儲かるのか?」と暢気なことをいっているヒマがあれば、具体的に利益を生み出す方法を考案し、実現することに努力すればよいのではないかというのが1点。 それから、別の理由として、別に必ずしも儲けることばかり考えなくてもいいのでは?と思うからです。 Web業界で産業に直接関わる人たちにとっては、もちろん、儲けることは仕事の一

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