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認知科学とmarketingに関するgitanezのブックマーク (8)

  • 僕たちに自由意志はあるのか?: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 前触れもなく突然「自由意志」という言葉を使っているとはいえ、なにも殊更に哲学的な考察を行おうというつもりはないのですが、こうも最近読むのなかに「自由意志」に関する記述が行われているのを目にしてしまうと、一言でも何か言わなきゃいけないような気にもなったりします。 意思決定はタイミング?特に昨日書評を書かせていただいた池谷裕二さんの『進化しすぎた脳』で紹介されている、2005年の『サイエンス』に掲載されたという論文のヒルを使った意思決定のメカニズムに関する実験の結果などを知ってしまうと、果たして「自由意志」などというものは当に存在するのかと疑ってみたくもなります。 この実験では、シャーレの底にいるヒルの体を棒でつつくという行為を行います。その際、つつき方はまったく同じでもヒ

  • いっしょに時間を過ごすというのはどういうことなのか?: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 先日、「今ある世界と別の世界を想像してみるスキル」というエントリーを書いて以来、別の世界とはいったい何だろうか?と考えています。そして、それは逆に、では、同じ世界とは何だろうか?ということも含めて。 世界はすくなくとも人間の数だけある?「ウィトゲンシュタイン 「私」は消去できるか/入不二基義」でも取り上げたような、「世界に関する記述の限界としての<私>」という視点からみれば、おそらく、人間の数だけ世界が存在するということが可能でしょう。 もちろん、人間以外にも生物はいて、それぞれに固有の世界をもっているはずですから、当はもっと多くの世界が存在するということも可能です。 ただ、ここでは人間以外の生物の世界を想像することは、ほかの人の世界を想像する以上にむずかしそうなので、便

  • アイトラッキング: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨年末、会社のほうでアイトラッキング用のツールを導入しました。ユーザビリティ関連のサービスをより強化するために、導入したんです。 ものが届いたのが年末ギリギリだったり、ソフトのインストール用のPCの準備がとまどったりで、ようやく昨日から触れるようになりました。それで、さっそく今日の午後、数時間かけて、いくつかのWebサイトを対象に、社内の人間にモニターになってもらい、調査の練習を行なってみました。 ニュースサイトをアイトラッキングモニターテストを行なう中で、ニュースサイトの記事閲覧、検索というタスクを与えた調査を実施してみたのですが、これがなかなか興味深かったですね。 まず記事閲覧時の目の動き。 これが見事に記事の書かれたエリアだけをテキストの流れに沿って視点が動き、サイド

  • 無秩序や因果関係のなさを嫌うヒトという生物: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 前からそういう傾向はあったものの、最近、富に認知科学的なものへの興味が増しています。 認知科学への興味僕が仕事としているマーケティングやブランディングでも、はたまたWebユーザビリティにしても、インフォメーション・アーキテクチャの問題にしても、ヒトの認知について知ることは非常に有益だと思っています。 でも、最近、僕が脳科学や進化心理学などの認知科学の分野に興味をもち、ニコラス・ハンフリーの『赤を見る―感覚の進化と意識の存在理由』やジェラルド・M・エーデルマンの『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』などの「ヒトの意識」についてのを読んでいたり、勢いで"Human Information Interface lab"などを開設してしまったのも、そうした有益性を超えた興

  • マーケティングという問題意識: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 やっぱり買ってよかった、と、この一文を読んだだけでも感じられます。 以下は、茂木健一郎さん、田中洋さんの共著『欲望解剖』のまえがきに寄せた茂木さんの文章からの引用。 科学や芸術は、人間の質を理解する上で欠かすことのできない知的ツールである。人々の欲望が社会の中でどのようにネットワーク化され、流通し、伝播していくのか。そのような仕組みを解き明かそうとする「マーケティング」という問題意識も、また、普遍的な人間性理解のツールとして重要度を増しつつある。 最近、個人的にはマーケティングだとか、Webだとかに関する世間的な認識に対して、実は失望していたりしています。マーケティングに対しても、Webに対しても、どうも浅く表面的な認識のみで議論されている気がしていて、手軽に楽しめるわか

  • デジタルな情報のやりとり(続・マーケティングは対話になった?): DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 前回、「マーケティングは対話になった?」というエントリーで、対話型マーケティングに対する僕自身の疑問点として、 対話はときにイノベーションの敵となりうるそれは当に対話なのか?デジタルな情報のやりとり の3つをあげました。 そのうち、1番目と2番目の疑問に点についてはすでに紹介しましたので、今回は残りの「デジタルな情報のやりとり」について考えてみたいと思います。 対話型のマーケティングはコミュニケーションの利便性があがったことで可能にまず、前回もすこし書きましたが、現在「マーケティングは対話になった」という話題が増えてきた背景には、Webを使った市場、顧客との双方向のコミュニケーションが低コストで、かつリアルタイムに近い形で可能になったということがあります。また、もう1つの

  • 思考のフレームワーク:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 たぶん、人間の脳がパターン認識をベースにしているからなんでしょうね。思考にもフレームワークがある状態とそうでない状態では、物事を理解したり、うまく整理するのにも、まったく効率が違うし、下手すれば、フレームワークがなければ理解もできないし、そもそも存在を感じることもできないってことがあると思います。 進化の過程において、脳がパターン認識により、物事を感じ、理解するような器官として発達してきていることの意味をもうすこしちゃんと考えないとダメですよね。 思考のフレームワークってでは、思考のフレームワークってどんなものなのでしょうか? 例えば、ビジネスだとかマーケティングの分野にもいろんな思考のフレームワークがあります。以下のようなものは全部、フレームワークと呼べるでしょう。 SW

  • 今日も食べられずに済みますように。: DESIGN IT! w/LOVE

    当然、自分にふりかかるリスクを知らなければ、たとえ、その害を回避する知識やスキルをもっていたとしても意味がありません。その意味では結果を排除するには、原因を排除するか、原因と結果の因果を一時的にも断ち切れるよう、原因についてよく知る必要があるのでしょう。 そして、べられちゃわないよう、僕らの祖先は自然の法則を学んだ! 私たちの遠い祖先の自然界では、この世で左右対称を示すものと言えばほぼ自分以外の動物しかなく、しかもそれが自分に面と向かっているときと決まっていたからではないか。 私たちは左右対称をしめすものに特別な感受性をもっているらしい。それもやっぱり祖先の「今日もべられずに済みますように」という切実な願いから得られた重要な発見の痕跡だったのかもしれません。 より多くべられますように。しかし、多くのリスクから自由になってなお、ヒトは予測能力の向上に努力することをやめようとはしていませ

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