昨日の「遠くの町と手としごと―工芸三都物語/三谷龍二」で紹介し足りなかった点をすこし。 眼の力について。 目利きがいかにものづくりを助けるかということについて。 そして、皆さんはものに触れた際の自分の感性の声が耳に届いているかということについて。 まず福井で建具屋さんをしていた横田さんという方の仕事について、著者の三谷龍二さんはこんな感想を述べています。 横田さんは勉強熱心で、作ることへの努力も人一倍なのですが、それにも増して、見ること、眼を鍛えることを大切にしている人だと思いました。お宅にうかがい、箪笥や匙のコレクション、愛用のメガネのコレクションなどを見せてもらいながら、古いものをよく見て歩いていて、古いものからよく学ばれている、と感心しました。 さて、ものを作っている皆さん、普段の暮らしでちゃんとものを見てますかー? 「古いものをよく見て歩いていて、古いものからよく学ばれている」。そ