不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 さて、この3連休、たまっていた書評を書いてしまおうと、 カムイ伝講義/田中優子初期万葉論/白川静外は、良寛。/松岡正剛ポストメディア論―結合知に向けて/デリック・ドゥ・ケルコフ と続けてきましたが、5冊目はこの本『江戸の恋―「粋」と「艶気」に生きる』。1冊目とおなじく田中優子さんの本です。 この本で田中優子さんの本を紹介するのは6冊目となります(たぶん、当ブログで紹介している著者のなかでは、松岡正剛さんの本に次いで多いのではないかと思います)。 というわけで、これまで田中優子さんの本は6冊読んだわけですが、僕はこの本が一番好きです。 世の中には、自分の知らなかった生き方や、考えてもいなかったような人がいる(いた)のだなあ-私は江戸時代を知れば知るほど、その時生きていたさまざ