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analogyに関するgitanezのブックマーク (10)

  • コンセプトワークにおける編集力: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日、紹介した『地域ブランド・マネジメント』というのなかで、コンセプトづくりに関して、非常に納得のいく箇所があったので紹介しておきたい。なぜ、ここだけピックアップしてあらためて紹介しておくかというと、コンセプトづくりの過程において、まさにこうしたことができずにろくでもないコンセプトしか生み出せていない現場が多々あるように感じるからです。 「地域ブランド・マネジメント/和田充夫ほか」で書いたように、地域ブランドのコンセプトをつくるためには、その地域の歴史文化、産業、自然、生活インフラ、人びとのコミュニティなどの資産を収集・整理し、それが現在どの程度認知、評価されているかの現状を把握することからはじめます。つまり、これはブランドのコンセプトをつくるための素材を集める作業です

  • 早く多く間違えよう: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 土曜日のデザイン思考のワークショップで、また1つ気づきがありました。 それは「早く多く間違えると、進展は早い」ということです。 今回のワークショップでも、例によって2チームに分かれて、それぞれおなじ課題をやってもらいました。 大抵の場合、そうなるのですが、どういうわけか、2チームに分けると片方の出来がよく片方がわるいという結果になるんです。なぜだかわからないんですが、大抵はそういう結果になる(これが3チームだとそうならない。なんでだろ?)。 ところが、土曜日のワークショップでは、いままで以上に2チームの差が大きかったんです。それは片方がいままでと比べて著しく出来が悪かったからではなく、片方がこの手のワークショップをやって以来、はじめてというほど、出来がよかったからなんです。

  • 休み休みでも、最後まで自分が謎だと思うものにこだわり続ける: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 新しい発想が必要だったり、何か自分の置かれた状況を変えたいと思うなら、自ら進んでむずかしい仕事、手間のかかる作業に、ねばり強く集中して取り組む必要があると思います。 自分にとって未知の対象だったり、どう考えても自分の手に余るのではないかと感じられる膨大な量の情報を前に、ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返してこそ、いままで手にしたことのない突破口というのは見つかるはずです。 それと180度異なる姿勢は、むずかしい仕事に相対したときに要領良く要点だけつかんで、話術や表現力でなんとなく周りも自分も誤魔化してしまうことでしょう。 ほとんど苦労せずに元々自分で理解できる範囲でうまく丸めこんで、わからない部分はやり過ごしてしまうことになるので、そこからはとうぜん、新しい収穫は

  • 集める、並べる、組み立てる: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「デザイン思考に関する5つの気づき」でも書きましたが、自分の思いこみや既知から離れ、いかに自分の外、未知の世界を想像できるかということが大事になるデザイン思考では、要領よく要点をつかめてしまう(わかったつもりになる)ことより、目の前の事実・事実データにとことん向かい合い、さまざまな角度から事実・現象を検討しながら、事実の背後にあるダイナミックな動向を地道に根気よく探り、発見する。そういう活動ができる人のほうがデザイン思考の仕事術には向いていると思います。 昨日は、東京都市大学・清水先生の講義「メディアと表現」のゲスト講師としてお話をさせていただきました。 そのなかでも、デザイン思考で仕事を進めるうえでは「集める、並べる、組み立てる」という活動を重視し、わかったつもりにならず

  • 『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』見本が届きました。: DESIGN IT! w/LOVE

    「デザインの方法というと、グラフィックデザイン、プロダクトデザインなど、最終的なアウトプットそれぞれに固有な方法ばかりが論じられます。このではそうした個別のアウトプットを生み出す技術ではなく、より基礎的なデザインの力である物事を組み立てる方法を紹介します」とも書いています。 表面的なデザイン方法論ではなく、仕事をする上での基礎的な発想のしかた、行動のしかたについて触れているのが、今回のです。 もちろん、この場合の「基礎」は初心者向けの~という意味での基礎ではなくて、基礎体力とか建築物の基礎のように土台になるものという意味での基礎です。 中身をチラ見せ中身もちょっとお見せしておくと、たとえば、こんな風に「情報化~情報の構造化のスキル」ということを扱っていたり、

  • 観念連合、類感呪術をつかった発想法・編集術: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 いま、ジェームズ・フレイザーの『初版 金枝篇』を読んでいます。 これがなかなかおもしろい。上下巻の分厚いなので、すこしずつ読み進めていますが、白川静さんや折口信夫さんが好きな僕にはとても興味深い一冊です。 巷では「肘掛椅子の人類学」と揶揄されることもある一冊ですが、そんなことはまったくもってどうでもいい。揶揄するなら、じゃあ、君らにこのすさまじい編集ができるの?と思います。 というわけで、内容もおもしろいのですが、その編集力がすごいなと感心させられながら読んでいるわけで、それで編集といえばということでちょっと気になって松岡正剛さんの千夜千冊をのぞいてみたら、こんなことが書いてありました。 フレイザーが見せた目眩く想像的編集とは、それを一言でいえば「観念連合」というものだ。

  • 型とオリジナリティ(あるいは「他者の経験から学ぶ」): DESIGN IT! w/LOVE

    ことばは人間の感覚をバラバラに分解してしまいもするが、それを再びつなぎとめるのもことばだったりします。 たとえば、『古今和歌集』にもこんな歌がある。 折りつれば袖こそにほへ 梅の花ありとや こゝに鶯の鳴く 枝を折った際に袖に香りが移ったのか、花はここにはないのに花があるかのように鶯が鳴いている、という歌。梅の香(嗅覚)と鶯の声(聴覚)が結び付けられることで、その情景に欠けた梅の花(視覚)を想起させている。 和歌のデータベースと記憶の検索システム梅といえば鶯というように、和歌の世界では、ひとつのことば(イメージ)が別のことば(イメージ)を想起させるデータベースのような構造があります。そこでは梅の花ということばは、梅の香や鶯の声の記憶を呼び覚ますキーとなる。 もちろん、ことば=イメージをつなぎとめているのは、人間の身体的な記憶であって、その記憶は個々人の違いをこえて伝播していきます。実際には個

  • ひらめく発想のマネジメント力: DESIGN IT! w/LOVE

    アブダクションについては、今日のところはこんな引用を。 帰納は経験を重ねる過程の中で規則(習慣)を形成し、アブダクションはたとえば種々の楽器の音からそれらの音そのものとはまったく違う調和的な音楽的情態を生み出すように、経験の諸要素を結合統一し、まったく新しい概念を生み出すのです。 アブダクションは「まったく新しい概念を生み出す」。つまり、発想法に使えるよねー、と。 眠っている情報を動かす基的には、眠っている情報を動かして、情報来がもつ「情報はひとりでいられない」というあたりを呼び覚ましてあげるのがポイントだと思ってます。あるカテゴリーの枠内に収まってしまっている情報、固定観念に縛られて身動きがとれなくなっている情報を、別の情報につなげてみることで、違う角度から情報がみえるようにする。つまり、情報をみる自分自身を変えるということ。 で、情報を動かすというのはどうするかというと、 複数の情

  • ヴィジュアル・アナロジー―つなぐ技術としての人間意識/バーバラ・M・スタフォード: DESIGN IT! w/LOVE

    バーバラ・M・スタフォードは『ヴィジュアル・アナロジー―つなぐ技術としての人間意識』のなかで、こんなことを書いてます(amazonに書影がないのに写真を載せておきました)。 自ら持たぬものと結合したいという人間の欲望がうむアナロジー(analogy)は、とめどない揺動を特徴とする情熱的なプロセスでもある。身体にしろ、感情にしろ、精神的なものであれ、知的なものであれ、何かが欠けているという知覚があって、その空隙を埋める近似の類比物への探索が始められる。 当にこれ、そうですね。欠けているという知覚があって、そこに愛を見出すということがある。「つながりたい」「つなぎたい」というこの欲望。なんで人間はこんな気持ちをもつんでしょう。 この愛というリンクについて、僕はもっと知りたいと思う。 バラバラのものとをつなげるアナロジー姉妹編ともいえる前作『グッド・ルッキング―イメージング新世紀へ』の最後で、

  • ヒット商品、データベース、そして、言葉の壁: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 好きだな。こういう言い方。そして、その内容も。 少しく控え目な私的コレクションを描いた絵など見ても、アーリーモダンの博識家たちが普遍だの、包括だのということを信じていなかったことがわかる。その大なるか小なるかを問わず、いかなる貯蔵庫をもってしても、あらゆる学知をおさめることはできない。デジタルなデータベースにさえ、できない。 どっかの大きなネット企業さんに聞かせてあげたいですね。 『グッド・ルッキング―イメージング新世紀へ』を読みはじめて以来、バーバラ・M・スタフォードの解くイメージングの世界にはまってますが、なるほど絵で考えられる人って確かに、「あらゆる学知をおさめる」箱を作ることができるということがいかに妄想じみているかには早くから気づくことができたのでしょうね。 マー

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