数日前に紹介した『「はかなさ」と日本人―「無常」の日本精神史』のなかで竹内整一さんがこんなことを書いています。 「はかる」という営みは、人がある意図・計画をもって生活するときには、必ず求められる基本的な営みということができます。(中略)こうした発想が第一義になっている社会が、いわゆるbusiness(busy-ness=忙しさ)社会とのことですが、そこでは何より「はか」がいくこと、はかばかしくも結果を手に入れることが求められます。結果や成果から、今現在のあり方やふるまい方を決めるべく要請されてくるということです。 これを僕は「「はかなさ」と日本人―「無常」の日本精神史/竹内整一」というエントリーのなかで、デザインの問題でもあるなと考えました。 デザインとは、はかりごとにほかならないのですから。 では、そのとき、何をはかるのか? 生産性ではないことは「デザインへの理解を深める」で、「デザイン