デザイン系学生に将来何をやりたいか?と聞くと、プロダクトデザイン、インターフェースデザイン、グラフィックデザインなどデザイン職能種が出てくる。最近ではデザイナーが活躍する領域が広がっているせいもあるのだろう、企画からマーケティングまで商品開発全般に関わりたいという希望も多い。会社に入ったばかりの新人の場合は、特定の職能を前提として具体的なデザイン対象(=製品カテゴリー)が出てくる。私の新人の頃も同じ思考だったが、考えてみればデザインをする行為が目的化しているのではないか。 本来であれば、”○○のデザインをしてみたい”ではなく、”○○な社会にしたい”という問題意識があって、その手段としての職業にデザインが位置づけられた方が、長い人生をみればより充足感を得られるように思う。”クルマのデザインをしてみたい”であると、クルマのデザインを担当した時点で目標が達成されてしまうわけで、でも本来であれば”
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