不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「複雑ネットワーク」とは何か It's a small world ! 思ったよりも世界は狭い。 1998年、コーネル大学の2人の数学者、ダンカン・ワッツとスティーブン・ストロガッツが発表した論文「『スモールワールド・ネットワーク』における集団力学」を皮切りに、ネットワーク科学は、多くの科学者をはじめ、一般の人にも注目を集めるようになりました。 「セグメンテーションとノード間の隔たり」のエントリーでは、マーク・ブキャナンの『複雑な世界、単純な法則』を紹介しましたが、『「複雑ネットワーク」とは何か―複雑な関係を読み解く新しいアプローチ』は、そんなネットワーク科学の概要を非常にわかりやすくまとめている本で、ネットワーク科学って何?って思っている人にはうってつけの入門書だと思いま