タグ

studyとbookに関するgitanezのブックマーク (11)

  • 本はむずかしいくらいがいいのかも: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 最近ひそかに思ってること。それはってむずかしく感じるくらいのほうが読む自分にとっては価値があるのかもっていうことです。 むずかしさを感じるのは、それだけ読む自分の側に知らないこと、考えが及ばないことがあるということだと思います。単純に言葉を知らないとか、登場してくる人や物事について知らないとか、書かれていることの背景について知らないとか、いろいろありますよね。あるいは、著者の頭のなかにあるもの、文章として表現されている内容が複雑すぎたり、高度すぎたりして、いまの自分にはわからないというケースもあります。 わからないことに触れられること自体に価値があるでも、一度読んだだけではわからなくても、そのわからないことに触れられること自体に僕は価値があるんだと思うんですよね。何よりそ

  • デクステリティ 巧みさとその発達/ニコライ・アレクサンドロヴィッチ・ベルンシュタイン: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 運動の巧みさについて書かれた一般向け科学書。だいぶ前に読んだですけど、ひとつ前のエントリーでアフォーダンスのことを書いて、読んだことを思い出しました。 このの著者であるベルンシュタインはロシアの生理学者。このは1940年ごろ書かれたと推測されていますが、著者の死後20年経ってようやく遺稿が発見され、英語版が出版されたのは1996年だといいます。日語版である書は2003年の発行です。 書の目標として、著者はまえがきに次の2つを挙げています。 巧みさという複雑な心理物理的能力を、できるかぎり厳密かつ詳細に定義し、分析すること動作の協調や、運動スキルや練習などの性質について、現在までわかっている知見を一般読者に向けて簡潔に解説すること 巧みであるかは別にしても、人間が

  • 信頼した人の推挙に従う: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 信頼した人の推挙に従う。このあり方って正しいなと思うんです。 もともと私には誰が何を推挙したかということを、とても重視するところがあります。学校の先生が推挙するものに関心をもち、著者が書物のなかで何かを推挙しているなら、まずはその推挙に従ってみる。そういうところがあるんです。ただし、信頼したい人の推挙じゃなければダメです。 実際、僕自身、新しいやそれまで(よく)知らなかった人に興味をもつのは、信頼した人の推挙だったりします。 最近では、松岡正剛さんや高山宏さんの推挙に従って、バーバラ・M・スタフォード、タイモン・スクリーチ、田中優子、マリオ・プラーツ、フランセス・イェーツ、アビ・ヴァールブルクなどに出会うことができました。 最近はそのおかげで、図像学(イコノロジー)、ニュ

  • 本は「欲しい」という前に買え: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 は「欲しい」という前に買え。そう思います。 よくが読めないとかいう人がいますが、そういう人に共通してるのはまず読めないという前に、読むをもってないでしょ、ってこと。 そりゃ、持ってなければ読めません。読むためにはまず読むべきものを所有することです。そこからです。しかも、1つじゃなくて常に複数読みたいものを所有しておくこと。それもできるだけいろんな種類のものであった方がいい。 ちなみに僕はこうしてます。 手元に常に読もうと思えるが複数ある状態にしておく(が読まれるのを順番待ちにしている状態)選択肢は多様性をもった状態にしておく(さまざまな分野のを用意しておいて、飽きたら別のを読める状態にする)そんな状態をつくっておくためには気になったら迷わず買う(ブックマークに

  • 「わかる」ことは「かわる」こと/養老孟司、佐治晴夫: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 考えない、行動しない、他人の心を想像しない。だから、わからないし、変わらない。 養老 つまり、その人の行動なり、考えなり、世界観なりがその段階で変わっていない。言ってみれば、小手先を変えればすむと思っているということです。 佐治 「わかる」ということが、「わ」と「か」を入れ替えて「かわる」ということになっていない、ということですね。 佐治さんが<知るというのは「わかる」の「わ」と「か」を入れ替えて「かわる」ことだと思っています。>といい、養老さんが<変わらないけど頭に入っているものを「ただの知識」というんです。>と受ける。ともに還暦を過ぎた解剖学者と理論生物学者による対談は、宇宙のこと、音楽のこと、生物のこと、意識・言葉のこと、教育のこと、学習のこと、そして、男と女のこと、

  • 「はかなさ」と日本人―「無常」の日本精神史/竹内整一: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 視野が狭い人が多くなっているのではないでしょうか。 一手先までしか読めない人。自分の専門分野のことしかわからない人。他人の気持ちが想像できない人。 とにかくすぐ目の前のことしか考えられないし、自分の狭い視野の外にあることを想像しようとしないし、想像できるよう努力したりもしません。 いまできることベースでしか考えることができず、わからないことがあったら単にギブアップするだけで、たとえ1ヶ月くらい猶予があってもその間にわかるために関係するを10冊読むとか、片っ端からネットや人から情報を集めてのりきろうという努力もしようともしません。 さらにやっかいなのは、自分の「できない」はすぐに認めるくせに、他人の「できない」は見逃さないし、できる人にはただひたすら頼るばかり。 なぜ自分で

  • ファンタジア/ブルーノ・ムナーリ: DESIGN IT! w/LOVE

    いやー、創造力とは何か、どうすればそれを高めることができるかということを考える上では、すごく参考になるでした。 無知こそが最大の自由を与えると信じるのは絶対に間違っている。むしろ、知識こそが自己表現の手段を完全に操る手段を与えるのだ。 ブルーノ・ムナーリ(Bruno Munari、1907-1998)は、イタリアの美術家で、グラフィック・デザイナー、プロダクト・デザイナーであり、また、美術教育者であり絵作家です。 このでムナーリは、創造力って何? それはどうすれば自由に働かせ扱えるようになるの? ということを考え、そのヒントを用意してくれています。 創造力のメカニズムまず、ムナーリは人びとが外界を認識し記憶した上でどのように創造力を発揮して再度外界に働きかけるかのメカニズムを以下のような図で表現しています。 創造性においてどれだけ過去の記憶が重要なのかという点に関しては、ムナーリもさ

  • 天才 青山二郎の眼力/白洲信哉: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「すべての研究は問題から始められねばならない。研究が成功するのは、問題が妥当な場合に限られるのだ。そして問題が独創的である場合に限って、研究もまた独創的でありうる」とは、マイケル・ポランニーの『暗黙知の次元』のなかの一節です。 社会において研究が価値をもつためには、どこかしらに独創性がなくてはいけないはずです。独創性に欠ける研究は、誰か別の人も同時に行っているという意味で市場における希少性に欠けてしまうのですから。 研究においても独創性をもつことが必要であるという意味では、昨日の「リサーチ・マインド:みがき・きわめる・こころ」でも「断片的な情報、ハウトゥ型の知識が氾濫する現代社会において、情報を自らの手で獲得し、分析」することが必要だという「島国際学院大学 現代社会学部の教

  • 橋は30年周期で失敗し、伊勢神宮は20年ごとに遷宮される: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日、紹介したヘンリ・ペトロスキの『失敗学―デザイン工学のパラドクス』には、重大な橋の失敗(崩壊などの事故)が、1847年、1879年、1907年、1940年、1970年、そして、1999年のロンドンのミレニアム橋まで、ほぼ30年周期で起こっていることが紹介されています。 橋はなぜ30年周期で失敗するのか?なぜ橋の失敗が30年周期で起こってきたのか? 最初にこの現象に気づいた研究者、ポール・ジブリーとアラステア・ウォーカーは、次のように説明しているそうです。 すなわち、30年というのは、あるひとつのプロジェクト、または、一連の関連プロジェクトで働いている人々が作り成す技術文化の中で、およそ、一世代のエンジニアが次の世代に置き換わるのに要する時間だというのである。新しい、また

  • 「1日30分」を続けなさい!を買ってみた

    駅のポスターで毎日みていて(なんとか効果というのだろうか?)、妙に気になってしまい、浦和の屋さんで見つけたので、というかベストセラーらしく山積みだったので、1300円だしいいかなと思って購入。 そろそろ仏検の勉強を再開しようと思っていたので、にでてくる「英語」の部分を「フランス語」に置き換えて考えればいいかなと思って読んでみました。 率直な感想としては、まず、とても文章が読みやすい。 浦和で購入して、家に帰るまでに読み終わったので集中して読めば1~2時間で読める分量&内容です。 作者の古市幸雄さんは大学卒業後、遊学、新聞社の写真部勤務、アメリカ留学(MBA取得)、ITベンチャー就職、起業という経歴の持ち主。 自分の体験から1冊のを書いたということです。 内容は非常にわかりやすいし、できることを無理せずやるという形ですが、とにかく続けること、そして「1日30分」を続けなさい!というタイ

    「1日30分」を続けなさい!を買ってみた
  • 現代語訳 般若心経/玄侑宗久: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 いやー、般若心経がこんなに自分にしっくりくるとは思いませんでした。 ここ最近、人の認知や意識、思考などに関するを読み、ブランドだとか、マーケティングだとかを考えていたわけですが、要素に還元しない、複雑系~自己組織化的な知を考察するにはいったいどうすればいいんだろうと正直迷ってました。 でも、うちの社長に紹介されて読んだ、この玄侑宗久さんの『現代語訳 般若心経』。ブランドの構造的なモジュール化だけでは決してしっくりこなかったブランドや認知というものに関する迷いを結構すんなりと払いのけてくれました。 般若心経ってところで般若心経の般若ってなんなんでしょう? いかにソクラテスがデルフォイの神託どおり賢明であり、その弁明が優れていたとしても、理知的な分析知は必ずや「全体性」を分断

  • 1