立っても座っても作業ができる昇降デスク=東京都港区六本木6丁目の森ビル本社、上田幸一撮影立ったままの短時間の打ち合わせに使われる、本棚を兼ねた机=東京都港区六本木6丁目の森ビル本社、上田幸一撮影片方が円形になり、話をしながら作業ができるフラスコ形の机=東京都港区六本木6丁目の森ビル本社、上田幸一撮影 会社に自分の机はない。作業や会議をするときは、その都度、目的にあった机を予約し、必要な書類や文房具をかごに入れて運び、着席する――。こんな実験オフィスが東京都内にできた。仕事の効率化や省エネをねらった「理想のオフィスづくり」を目指す取り組みだ。 不動産大手の森ビル(東京都港区)の実験「ワーキング・ラボ」は、昨年11月に始まった。六本木ヒルズ・森タワー9階の同社建物環境開発事業部。300坪の空間には、集中作業用の席や会話しやすいように先端が円形のフラスコ形の机などが並ぶ。 外出が多い同部の