横浜市立中学校で給食代わりに利用されている配達弁当「ハマ弁」。利用率が低迷するなか、市は新たな利用促進策を打ち出したが――。(高野真吾) ハンバーグ硬くて 1月下旬、同市鶴見区の中学校であった1年生向け試食会に行き、実際に食べてみた。 おかずは計4品。メインの「ハンバーグ和風ソースがけ」に「根菜のうま煮」など3品がついた。ご飯、みそ汁、牛乳もあり、なかなかの量だ。教職員と同じく470円を払ったが、生徒だと340円だ。 冷めないうちにと、用意された割りばしを持ち、みそ汁から口にした。温かさが胃にしみる。ご飯もホカホカしていた。 次にハンバーグにハシをつける。「おや?」。 一口大に割ろうとしてもハシが通らない。不思議に思いながら、力を込めるとハシが真ん中から割れた。 通常、ハシやスプーンは自分で用意する。生徒は割りばしは使わないかもしれないが、折れるほどハンバーグが硬いとはどういうことなのか?