宮城県気仙沼市教委は7月25日、仙台大学(宮城県柴田町)、ソフトバンク(東京都港区)と「ICT等を活用した部活動支援事業に関する連携協定」を締結し、スポーツ遠隔指導を柱とした部活動支援を始めることを明らかにした。同社のICT技術を活用し、仙台大学の教員が遠隔地から中学校の部活動を指導する。顧問を務める教員の負担を軽減しながら、部活動のレベルアップや生徒の競技力向上を図る狙い。 使うのは同社のオンラインレッスンサービス「スマートコーチ」。同社から貸与されたタブレット端末で顧問や生徒が練習の様子を撮影し、その動画を仙台大学に送信すると、同学教員が動画に緑や青の矢印を書き込んだり、音声を取り込んだりして送り返す。送信後約1週間で送り返される予定で、1校当たり月2~3回程度のやりとりを想定している。 市教委によると、全市立中学校10校がこの支援を受ける。対象となる部は野球、サッカー、バレーボール、