兵庫県明石市内の小中学校で、PTAの加入者が減少し始め、活動を休止する中学校も出てきた。背景には、共働き家庭の増加で平日や昼間に活動しづらい人が増えたことなどがある。市教委は「学校運営に影響がないとはいえないが、任意団体なので干渉はできない」とする。一方で、市連合PTAは「存続を前提に対策を検討しているが、解決策がないのが現状」と頭を悩ませている。 【写真】「夜勤明けでベルマーク整理」PTAの負担減らしたい 教委が検討会設置 市教委が5月、市内の小学校・特別支援学校、中学校で新1年生のPTA加入率をヒアリングしたところ、小学校・特別支援学校29校のうち3校で、中学校13校のうち2校で5割を切っていた。1割という小学校や2割という中学校も1校ずつあった。 これまでは全小中学校の大半が9割以上だったとみられるが、「継続することが難しい」とPTA活動の休止を決めた中学校もあるという。 きっかけは