クラブ活動に関する架空の請求書を学校に提出したほか、虚偽の出張旅費の申請で現金をだまし取ったとして、大阪府教委は21日、府立城東工科高校の自転車競技部顧問を務める男性教諭(64)を懲戒免職処分にした。計約144万円の返金も求める。 府教委によると、教諭は2013年度以降、教え子が営む自転車用品業者に架空の納品書や請求書を作らせて高校に提出。業者から計約33万円のキックバックを受けていた。また、部員を引率する際の出張旅費などの虚偽申請を繰り返し、計約94万円を不正受給していた。 教諭は不正に得た金で部のトレーニング用品を購入したり、OBらとのバーベキューを開催したりしていた。府教委の調査に「平成の初期から繰り返してきた。信頼を裏切り申し訳ない」と説明している。府教委によると、教諭は同校に約40年間勤務。府教委は「同一校の長期勤務の弊害が出てしまった」と陳謝した。 教諭の指示に従い、出張旅費な