勤務中に酒気帯びでミニパトカーを運転したなどとして、北海道警は15日、旭川東署の駐在所に勤務する男性警部補(48)を道交法違反(酒気帯び運転)と特別公務員暴行陵虐致傷の疑いで旭川地検に書類送検し、同日付で懲戒免職処分としたと発表した。 道警監察官室の発表では、警部補は6月30日午前1時半頃、もめ事の現場に駆けつける際、酒気を帯びたままミニパトカーを運転。さらに、現場でもめ事の当事者の男性ともみ合いになり、顔などを殴って軽いけがをさせたうえ、仲裁に入った男性の次女にも軽傷を負わせた疑い。 警部補は29日の勤務終了後、午後6時から同11時半まで焼酎を4・3合飲み、もめ事の現場から戻った後も焼酎を0・6合飲んだという。警部補の供述やアルコール検査の結果から、酒気帯び運転を立証した。 道警は監督上の措置として、加茂幸夫署長ら5人を本部長訓戒などの処分とした。