トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が突然急加速するとされるトラブルを巡り、米メディアは12日までに、カリフォルニア州で同車を運転していた男性の「捏造(ねつぞう)」「でっちあげ」疑惑を報じた。 男性は8日、同州サンディエゴで警察に「ブレーキを踏んでも加速が続く」と通報。パトカーが強制的に停車させるショッキングな映像が全米に流れた。しかし、プリウスはアクセルとブレーキを同時に踏むと出力を抑える構造で「ギアをニュートラルに変えろ」という警察の指示を無視した行動も、男性の疑惑を“加速”させている。事故直後にトヨタを訴える意向を示していた男性も、「訴えるつもりはない」と話しているという。 一方、米ABCテレビが、電子制御システムの異常でトヨタ自動車の車に急加速が発生する実験を放送したニュースで、回転数を示すタコメーターの映像について、急加速するトヨタ車とは無関係のものを使っていた。同局は12日