「最も進んだ工業国に、日本が追いつく日はそう遠くないだろう」──と、今日のモノづくり大国ジャパンの姿を、江戸時代に予見していた人物がいた。1853年に黒船で来航した艦長、ペリー提督だ(参照『ペリー提督日本遠征日記』角川ソフィア文庫)。 鎖国していただけに、ペリーのように日本人自身のポテンシャルに気づいていた自国民はほぼいなかったかもしれない。このように、世界を知る「外国人視点」で見た日本や日本人のありようは、時に問題点を見失っている自国民を目覚めさせてくれることがある。 では、現在の日本の政治や、日本が歩もうとしている未来は、世界の外国人記者たちからはどのように見えているのだろうか? そんなことを教えてくれるのが『世界が見たニッポンの政治』(藤平育子、上岡伸雄、長谷川宏/文芸社)だ。 ■政治家に“忖度しない”ストレートな表現が満載の海外メディア 本書は、ここ数年の日本の政治に関する英文記事
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