メジャーリーグのスプリング・トレーニングの取材に行くと、「ここは天国か」と思ってしまうことがある。 3月ではあるが、午後には気温が30度近くまで上がり、人もまばらな外野の芝生席で寝転んで観戦するのは最高の贅沢である。そこにレモネードがあればさらに完璧だ。 スプリング・トレーニングでは、野球の楽しみ方の原点とも呼べるものを感じることができる。 メジャーのキャンプ地は、フロリダの「グレープフルーツ・リーグ」と、アリゾナの「カクタス・リーグ」に分かれて行われるが、近年はアリゾナの勢いが増している。 かつて、巨人や中日も遠征したフロリダ州のベロビーチは、ロサンゼルス・ドジャースのキャンプ地として有名だったが、ドジャースがアリゾナ州のグレンデールに移してしまったことで、ベロビーチ自体がさびれてしまった。 チームと運命共同体になる自治体 一方のアリゾナ州グレンデールは、数年前までは、無人の荒野のような
Jリーグによる浦和に対する厳罰は、サポーター集団を甘やかしてきたツケがクラブに回ってきた結果と言えるのではないか。それはサポーターのトラブルがたびたび発生してきた浦和に限った話ではない。 敗戦後のチームに罵声を浴びせ選手が乗ったバスを取り囲む。「社長を出せ」とすごみ、日付が変わっても競技場に居残る。クラブとサポーターとの話し合いの場では、社長が頭を下げて成績をわびる。そんな光景を何度も見てきた。 観客動員が伸び悩むJリーグの各クラブは「お客さまは神様です」の言葉通り、腫れ物にさわるように過激なサポーター集団を扱ってきた。それが、彼らを増長させた面があるのは否めない。 サッカーの本場とされる欧州では人種差別問題が頻発しているが、Jリーグは女性や家族連れが楽しめるスタジアム作りに取り組み世界でも屈指の安心、安全な環境の下で試合が行われている。それは、誇るべきだ。なんでも、本場を見習えばいいとい
政府が、少子高齢化に伴って激減する労働力人口の穴埋め策として、移民の大量受け入れの本格的な検討に入った。内閣府は毎年20万人を受け入れることで、合計特殊出生率が人口を維持できる2・07に回復すれば、今後100年間は人口の大幅減を避けられると試算している。経済財政諮問会議の専門調査会を中心に議論を進め、年内に報告書をまとめる方針。ただ、大量受け入れには単純労働者を認めることが不可欠で、反対論も強まりそうだ。 現在、外国人労働者は高度人材などに制限されており、日本国籍を付与する移民の大量受け入れとなれば国策の大転換となる。 日本で働く外国人の届け出数(昨年10月末)は72万人弱で、前年より約3万5千人増えた。20万人はその6倍近い数だ。 政府が移民の大量受け入れの検討に乗り出したのは、勤労世代の減少による経済や社会への影響が現実になり始めたため。成長戦略では女性や高齢者の活用を打ち出す一方で、
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