介護従事者が加盟する労働組合「日本介護クラフトユニオン」は6月21日、介護現場で働く人たちが受けているハラスメントの調査結果を公表した。回答者の74.2%が介護サービスの利用者・家族からセクハラやパワハラを受けており、過酷な状況に置かれている実態が浮き彫りになった。 調査は今年4月から5月に行われ、介護従事者2411人(女性2107人、男性293人、性別無回答11人)が回答。セクハラを受けたことがある人は、全体の29.8%で、性別にみると、女性が32.6%、男性が10.2%だった。パワハラを受けたことがある人は全体の70%で、性別にみると、女性が70.6%、男性が65.9%だった。 「ハラスメントが発生している原因」についての質問(複数回答)では、「生活歴や性格に伴うもの」が63.9%でトップだが、「介護従事者の尊厳が低く見られている」が61.3%で2位。日本介護クラフトユニオンは、介護従