さて、小学館の単行本などにおいては「本書の一部あるいは全部を無断で複製・転載・上演・放送等をすることは、法律で認められた場合を除き、著作者及び出版者の権利の侵害となります」と明記されている(高橋留美子の『犬夜叉』単行本14巻初版第1刷より)。 しかるに、2000年1月に小学館が示した「(インターネット又はイントラネットにおける)画像使用・著作権について」では「法律で認められた場合を除き」の意味の文章が含まれていない。小学館の見解は、法律で定められる基準よりも明らかに狭いものであり、憲法の定める「表現の自由」を侵害する可能性すらある。