残念ながらWBC日本代表は準決勝で敗退してしまいましたが、日本プロ野球はオープン戦のまっただなか。いよいよ野球シーズンの到来です。 ところで、日本プロ野球の名監督と聞いて誰が思い浮かびますか? これまでプロ野球ではさまざまな名監督が活躍してきましたが、近年の名監督として必ず名前が挙がるのが野村克也氏(前・東北楽天ゴールデンイーグルス監督)と落合博満氏(前・中日ドラゴンズ監督)です。 この二人の選手時代の活躍や監督としての実績は説明するまでもないでしょう。しかし、その指導の手法は対照的です。 落合、野村両氏の下で現役生活を送った野球評論家・川崎憲次郎氏は、著書『野村「ID」野球と落合「オレ流」野球』(KKロングセラーズ/刊)で、この二人の戦い方や組織づくり、マネジメント方法の違いを取り上げています。 ■長時間ミーティングの野村氏、ミーティングなしの落合氏 野村監督が春季キャンプ中の夕食後に、