Photo by Junpei Abe(CC BY 2.0) 次世代の党の世界観 総選挙も、もはや終盤に差し掛かっている。私が俄然注目しているのは「次世代の党」だ。次世代の党は、御存知の通り今年8月に日本維新の会(現・維新の党)より、石原慎太郎氏を筆頭として、旧太陽の党系の議員らが分離独立して結成した政党である。 次世代の党は、端的に言えば「自民党より右」の性格を持つ党である。今年9月に入って、2014年2月の都知事選挙に出馬し第4位で落選した元航空幕僚長・田母神俊雄氏が「太陽の党」を引き継ぐ形で新党を旗揚げした際、「自民党の右側にしっかりと柱を立てる政党、健全野党が必要だ」(9.23 産経新聞)と語った。 その田母神氏は今次選挙では西村眞悟氏とともに次世代の党から立候補している。元来、維新の会の中で最もタカ派色が強かった石原慎太郎・平沼赳夫両氏らと田母神・西村両氏の合流により、明らかに「