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専業農家の減少に歯止めが掛からない。しかし、農業離れの一方で、あえて農業に取り組む人たちが増えている。自治体側もそうした人たちを受け入れる姿勢を見せるなど、便利な電化製品に囲まれて暮らす中で見失っていた何かを農業は教えてくれるのだろうか。 専業農家の減少に歯止めが掛からない。農林水産省の統計によると、2006年の専業農家数は、10年前の約6割まで落ち込んでいる。農業従事者の高齢化に加え、農家を継ぐ者が減っていることが減少の原因だ。しかし、農業離れの一方で、あえて農業に取り組む人たちが増えている。 こうした人たちは大きく2種類に分けられる。農家に生まれていないが、農業を志すケースと、定年後や定年前の熟年サラリーマンが「転職」するケースだ。就職のため都会に出た者が、Uターンして地元に戻るケースだけではなく、都会育ちの者が、Iターンして新しい土地で農業を始めるケースが増えている。そういった人々を
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