プロ野球の西武は29日、選手に対する暴行行為や指導方法に問題があったとして大久保博元2軍前打撃コーチ(43)を解雇したと発表した。大久保前コーチは22日にコーチを解任され、球団本部長付となり自宅謹慎となっていた。さらに暴行を受けていたのはドラフト1位の雄星投手(19)=岩手・花巻東出=であることも明らかになった。 埼玉県所沢市内の球団事務所で記者会見した小林信次球団社長は「関係者へのヒアリングをした結果、暴行行為が認められました。世間をお騒がせさせたことを深くおわびします」と話した。 球団は22日に大久保コーチの職を解き、球団本部長付とする人事を発表。その後は選手をはじめとする関係者への聞き取り調査を連日行っていた。 大久保氏は2008年に知人女性に軽いけがをさせた疑いで書類送検され、09年3月に略式起訴された。