大相撲を揺るがした八百長問題で、日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、問題の実態解明を目指す特別調査委員会(座長・伊藤滋早大特命教授)の調査報告書を受理。同委の提言に基づき、八百長関与を認定された23人について、角界からの永久追放を意味する引退勧告や1年以上の出場停止などの厳罰を下した。 理事会には、調査委が八百長に関与したと認定した親方、力士が呼ばれ、幕内でともにモンゴル出身の徳瀬川(朝日山部屋)、光龍(花籠部屋)、猛虎浪(立浪部屋)、韓国出身の春日王(春日山部屋)らが報道陣に引退勧告を受けたことを明らかにした。現役時代の八百長関与が認定された元小結海鵬の谷川親方は退職を勧告されたという。 このほか、引退を勧告されたとしている力士は十両の将司(入間川部屋)、境沢(尾上部屋)、旭南海(大島部屋)、安壮富士(伊勢ケ浜部屋)、若天狼(間垣部屋)、幕下の霧の若(陸奥部屋)、白乃