ヤクルトの田中浩康内野手(34)が今季限りで退団することが7日、決まった。来季のコーチ就任の打診を受けていたが、現役続行を目指してこの日までに断りを入れ、球団から戦力外として発表された。小川淳司シニアディレクターは「長い時間をかけて話し合った。本人の現役への強い希望があり、残念ながらこういう結果になった」と話した。 田中浩は2005年に早大から自由獲得枠で入団。ベストナインに2度選ばれた。昨オフに海外フリーエージェント権を行使して残留したが、今季は若返りを図るチーム方針もあり、8月以降は1軍での出場はなかった。12年間で通算1195試合に出場して打率2割7分、30本塁打、328打点。歴代6位の293犠打を記録している。