ホールトン退団！ボウカーとアコスタも自由契約 巨人のデニス・ホールトン投手（３４）が、今季限りで退団することが２９日、濃厚となった。関係者の話を総合すると、３０日が提出期限となる保留者名簿から外れている模様。同じくジョン・ボウカー外野手（３０）とマニー・アコスタ投手（３２）も自由契約となる見込みだ。 ホールトンは、ソフトバンクに在籍していた１１年に１９勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得。同年オフに巨人へ移籍した。先発ローテーションの一角を守り、１２年には１２勝（８敗）をマーク。日本一奪回に貢献した。だが、ソフトバンク時代の１５０キロ近い直球は、１４０キロ前後にまで低迷。今季はシーズン中盤に不調から約２か月もファーム暮らしが続くなど、９勝（４敗）に終わった。 来季に向けて、巨人は広島からＦＡ宣言した大竹の獲得に成功。２年連続２ケタ勝利を挙げた右腕に、生え抜きの今村や笠原、宮国、小山なども成長途

【中日】戦力外・川上と再契約　笑顔で「野球しかない」 球団と再契約し、笑顔で心境を語る川上 １０月に一度は戦力外と発表された中日の川上憲伸投手（３８）が１９日、年俸３０００万円でサインした。「恥ずかしいけど、落合ゼネラルマネジャー（ＧＭ）と谷繁新監督から連絡がありまして、ドラゴンズと再契約してきました」と照れながら話した。 中日は１０月３日に、今季５試合で１勝１敗、防御率３・２１だった川上と来季の契約を結ばないと発表した。コーチ就任も打診したが、その後に選手兼任の谷繁元信監督と落合博満ＧＭが就任。谷繁監督から「ドラゴンズで一緒にできたらいい」と連絡を受け、球団首脳の顔ぶれも入れ替わったため、異例の方針転換となった。 川上は戦力外通告を受けた後はプロゴルファー転向も考えたという。「やっぱり野球しかないと思った。先月、引退会見もと言われたが、断っておいてよかった」と笑顔でチーム残留を喜んでいた

尚広「走塁の伝道師」だ！ＤｅＮＡ荒波とトレ 巨人の鈴木尚広外野手（３５）が１５日、「走塁の伝道師」となり、通算２００盗塁を目指すと明かした。今オフ、今季リーグ３位の１９盗塁を決めたＤｅＮＡ・荒波と初めて合同自主トレを行う。「同じ志を持っていると吸収することも多い。こちらが聞かれたことはすべて答えたい。けがしない取り組みや継続することの大事さ。いろんなことを感じてもらえたら」。体調管理術や走塁術を惜しみなく披露する。 今季、試合前練習で走塁のアドバイスを求められたことがきっかけで食事に出かけ、意気投合したという。「（教えることで）こちらとしては見る楽しみが増える。自分の励みにしたい」と意気込んだ。球団の垣根を越えた交流をカンフル剤にし、あと３に迫った通算２００盗塁の早期達成につなげる。

マー移籍消滅も！ＭＬＢ怒りのポスティング取り下げ「対応遅い」 試合前、トレーニングに励む田中 米大リーグ機構（ＭＬＢ）は１４日（日本時間１５日）、フロリダ州オーランドでのオーナー会議後に、日米間で合意に達していたポスティングシステム（入札制度）の新制度を取り下げ、修正案を提出すると発表した。日本野球機構（ＮＰＢ）との再交渉は長期化が確実で、新制度成立は年を越すケースも。交渉がまとまらない場合、新制度を利用してのメジャー挑戦が確実な楽天・田中将大投手（２５）の今オフ移籍が、消滅する可能性も出てきた。 田中のメジャー挑戦に、大きな障壁が立ちはだかった。「新制度案は取り下げる」。ＭＬＢのマンフレッド最高執行責任者（ＣＯＯ）が、会見で衝撃的な発表をした。ＮＰＢ、ＭＬＢ、ＭＬＢ選手会の間で既に合意し、２０日過ぎには発効する見込みだった新制度を一転して破棄。修正案の提出までには、数週間かかる見通しを示

菅野、球速アップで２年目の飛躍へ！基本のストレート進化宣言 川口投手総合コーチ（手前左）の指示に手を挙げて応える（後方左から）菅野、杉内、西村 巨人の菅野智之投手（２４）が１３日、今オフのテーマに「直球の質向上」を掲げた。この日、Ｇ球場での秋季練習後に今季を振り返り、来季への改善ポイントとして「真っすぐです。スピード、キレ、威力も制球も全部です。打たれている試合は直球が走らない」と自己分析。１年目の今季、１３勝（６敗）を挙げた右腕が基本のストレートを進化させ、２年目の飛躍を狙う。 投球の基本＝直球に立ち帰る。菅野の視線は来季に向いていた。ランニング中心のメニューで秋季練習を行いながら、自らを冷静に分析していた。今季の反省、来季への課題を聞かれると「真っすぐです」と即答。「とにかくスピード、キレ、制球も含めて上げていきたい」とこだわりを見せた。夏場には最速１５２キロを計測。キレ、威力ともプロ

健太朗、体重ダウンでキレ戻す！９０キロ前後目指す 巨人の西村健太朗投手（２８）が１３日、減量中であることを明かした。Ｇ球場での秋季練習後に「最後は体のキレがなくて、球もいっていなかった」と日本シリーズ第５戦で２失点し敗戦投手となった原因を分析。体重は現在９５キロ。走り込みの量を増やし、夜の食事は白米を抜き、野菜、おかず中心にベストの９０キロ前後を目指す。 １２球団最多の７１試合の登板した守護神は肩、肘を休ませながらも来季へ始動していた。シーズン中は試合優先で運動量が減るため体重が増える傾向にあると言う。「太りやすい体質ですけど、重すぎたらいけない」と決断。今季は球団最多を更新する４２Ｓでタイトルを獲得。それでも久保が来季の抑え候補に挙がり、「また一から信頼される投手になりたい」と、シャープな体で守護神の座を死守していく。

松本竜、先発ローテ奪取へ「さぬきうどん」バカ食いプラン ストレッチする松本竜 巨人の松本竜也投手（２０）が１３日、来季の先発ローテ入りへ、「さぬきうどん」をバカ食いするプランを掲げた。今オフは地元・香川県内で自主トレを行い、昼食はランニングで１０軒のうどん屋をハシゴする予定で、「香川ではどこにでもある。注文は温たまぶっかけうどん。地元名物を食べて、体を大きくしたい」と意欲を見せた。 今季は１年間を戦い抜く下半身の弱さや、高校時代の最速１４６キロから直球が遅くなったことが反省だった。現在の体重は８５キロ。将来的な目標は１００キロだが、まずは２月までに５キロ増を目指す。「今年の直球は常時１３０キロ後半だったが、１４０キロ中盤まで上げたい。ただ、太るだけでは故障するので食べた後はしっかり走って、どっしりとした下半身を作りたい」。今季プロ初勝利を挙げた同級生・今村に負けじと、１１年ドラフト１位左腕

【日本ハム】栗山監督、大谷に２０勝指令「チームを勝たせろ」 日本ハムの栗山英樹監督（５２）が１２日、沖縄・国頭の秋季キャンプ打ち上げにあたり、大谷翔平投手（１９）に来季の２０勝を指令した。 指揮官が二刀流に厳しいノルマを突きつけた。「２年目が本当のスタート。来年は２０勝に向かってほしい。チームを勝たせろと言った」。重ね合わせるのは、あの不敗エースの姿だ。「投手は自分が投げている試合で、チームが負けなければいいと言うけど、マー君がチームを勝たせていた意味は違う。そこにいくべき。早い時期だけど、翔平は野手もやっているから。チームが勝つために、その資質を求める」 大谷も「来年が勝負だと思う。優勝を目指して、その中で活躍したい」と誓った。ルーキーイヤーは３勝無敗。来季は優勝請負人として、マー君ばりの２０連勝を狙う。

マー君をメジャーに行かせたい！選手会、新ポスティング折れた メジャー挑戦を巡る動きがいよいよ本格化する田中 楽天・田中将大投手（２５）が、今オフのメジャー移籍へ大きく前進した。日本野球機構（ＮＰＢ）と労組・プロ野球選手会（嶋基宏会長＝楽天）の事務折衝が１１日、甲子園球場内で行われ、ＮＰＢは選手会側が異議を唱えていた日米間の新ポスティングシステム（入札制度）について理解を求めた。選手会は田中の意向も尊重した上で１２日にも正式回答するが、妥結は確実な情勢。近日中に「マー君システム」が誕生する見通しだ。 ＮＰＢ側は３時間半にわたる長時間の折衝で、選手会側に新制度の交渉過程などを説明した。ＮＰＢの選手関係委員長を務める阪神の四藤球団専務は「誠意を持って説明させていただいた。一定の理解は得たと思う」と手応えを明かした。 一方、選手会の松原事務局長も「１００％納得しているわけではないが、きょうは球団側

【楽天】正力松太郎賞に星野監督　マー君は特別賞 ことしのプロ野球の発展に貢献した監督、選手らに贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が１１日、東京都内で行われ、楽天を球団創設９年目で初の日本一に導いた星野仙一監督（６６）が満場一致で選ばれた。レギュラーシーズン２４勝無敗で優勝に貢献した田中将大投手（２５）には特別賞が贈られた。 星野監督は阪神時代の２００３年以来２度目の受賞。特別賞は０４年にマリナーズ時代のイチロー外野手が選出されて以来２人目。 過去には２人同時受賞の例もあるが、王貞治選考委員長は「本来は１人であるべきだと昨年、選考委員の中で決めた」と説明。その上で東日本大震災から復興途上の東北に優勝を届けたことを挙げ「星野監督は３年目の正直で日本一になり、地元の皆さんに感動を与えた」と選んだ理由を挙げた。賞金は５００万円、特別賞は３００万円。 選考委員は王氏のほか、杉下茂、中西太、山本浩二

小笠原、ＦＡ宣言を表明「新しいところで挑戦」 巨人・小笠原道大内野手（４０）が１０日、東京・よみうりランド内のジャイアンツ球場で記者会見を開き、フリーエージェント（ＦＡ）宣言する意志を表明した。 小笠原は９６年ドラフト３位で日本ハムに入団。０７年に巨人にＦＡ移籍し、主軸としてリーグ３連覇に大きく貢献した。近年は故障にも悩まされプロ１７年目の今季は自己最少の２２試合で打率２割５分、１本塁打、８打点。６月５日の日本ハム戦（東京Ｄ）では２年ぶりの本塁打となる代打サヨナラ３ランを放ったが、同２９日に出場選手登録を抹消されて以降、１軍昇格なし。日本シリーズに出場可能な４０人枠からも外れていた。会見では「ＦＡ宣言しようと思います」と自ら切り出し、「９月から球団と話し合いをしてきまして、最大限配慮していただいた。最後にもう一度自分を見つめ直したい、新しいところで挑戦してみたいという思いで決断した。試合に

谷、８年ぶりオリックス復帰！４１歳現役続行！！ ０６年オリックス時代の谷。加入すれば８年ぶりの古巣復帰となる オリックスが、巨人と来季の契約を結ばないことが決まった谷佳知外野手（４０）の獲得調査に乗り出すことが９日、分かった。補強ポイントに右打者を挙げるオリックスは、勝負強い打撃が健在と判断。今後、状態面や古巣復帰の意思などの調査に入り、問題なければ獲得に動く。 勝負強いベテランが、森脇オリックスの救世主になるかもしれない。巨人を退団する谷に、オリックス関係者は「右打者は、ウチの補強ポイントの一つ。４０歳という年齢に負けない打撃を持っている。元々、オリックスから始まった選手ですし、功労者。巨人での経験は若い選手たちの手本にもなる」と強い興味を示した。 谷は１年目の９７年から外野のレギュラーを奪い、イチロー、田口と鉄壁の外野陣を形成。０２年に盗塁王、０３年に最多安打のタイトルを獲得するなど、