日経1面トップをみてびっくり.これまで郵貯の面倒をみていたNTTデータはいまごろ真っ青になってるんだろうか.それとも他の仕事で手一杯で,意外と荷が下りた感じなのだろうか.日本郵政が従来システムの更改というセンも捨てずに,新手の値引き交渉に出ているとしたら巧妙だ. UFJのシステムはMUFGが旧MTFG-日本IBMのシステムに寄せることで不要になるけれども,先進性やキャパシティの面で出来がいいらしいので,これを買い取るというのは発想としては面白い.いちから開発するよりも,リスクを抑えられるだけでなく,人材調達も容易となるだろう. 買い取った後にいじるにしても,従前のように業務ありきでプロプリエタリ・システムをつくりこむのではなく,システム投資を抑えつつ,システムと業務を摺り合わせていくアプローチは非常に合理的だ.ただ,官業の名残の色濃い郵貯銀行でシステム中心の業務プロセス改善を展開できるのか