日本ではほとんど報道されていないが、6月27日からカナダの破産裁判所でノーテル(Nortel Networks)のパテント競売が始まった。その総数は約6000件と、質量ともに稀に見る大規模なライセンス競売だ。グーグルは競売開始前に9億ドル(720億円)での応札を表明し、それを契機にカナダや欧州、米国のハイテク企業が同パテントを狙って次々と動き出した。現在進行中の競売はアップルが積極的な応札をおこなって、グーグルの前に立ちはだかっている。白熱する知財戦争に勝利するのはグーグルか。それともアップルか。関係者の目は、いまカナダに釘付けとなっている。 破綻したノーテルの特許は6,000件 カナダのノーテル・ネットワークスはアルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)やノキア・シーメンス(Nokia Siemens Networks)などと並ぶ大手総合通信機器メーカーだったが、業績不振から
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