現在放送中のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』を見ている人にはお馴染み、そうでなくても、高視聴率を記録し続けているというあまちゃん人気の最中、この「まめぶ」という不思議な響きを耳にしたことがある人も多いのではないだろうか。 ドラマの劇中で度々登場し、 「甘いんだかしょっぱいんだか、おやつなんだかおかずなんだかわからない」 「ピンと来ない味」 「決して美味くはない」が、「うまくもねぇのに食いたくなる」 などと、視聴者の興味を駆り立てまくっているまめぶ。元来、岩手県の旧山形村に伝わる郷土料理であり、あまちゃんのロケ地である岩手県久慈市の郷土料理ではないそうだ。(2006年に山形村は久慈市に合併した)その地域ではお正月に食べられた祝いの料理で、昔は貴重だった黒砂糖と胡桃を小麦粉でといた生地に入れて丸い団子にし、ごぼうやにんじんなど根菜、干し椎茸やかんぴょうといった乾物と一緒に、昆布で出汁