印刷 関連トピックス富士通 富士通は2012年中に中小規模ビルの電力使用を予測するサービスを始める。過去の電力使用の傾向から、ビルごとに精度の高い予測値を算出し、毎朝配信する。ビル側は使用電力のピークを抑える対策を早めに打てるため、節電活動による業務への支障を減らせる。予測サービスによって競合と差別化し、新たに始める中小ビル向けエネルギー管理システム(BEMS)事業で、14年3月までに最大2500件の受注を目指す。 使用電力の予測システムは富士通研究所(川崎市中原区)が開発を進めている。11年に富士通内でデータを採り、使用電力が増減する傾向をつかんだ。この知見を生かし、ビル別の規模や過去の電力使用の変遷から高精度な予測値を導き出す。夏以降にBEMSの機能の一つとして提供する予定。設定した電力ピークを超えそうになると警報を発するシステムがあるが、警報は30分前など直前に出る場合が多く、設