【深松真司】将棋ソフトの強さを競う第23回世界コンピュータ将棋選手権が3〜5日、東京都新宿区の早稲田大学で開かれ、ソフト「ボナンザ」が7年ぶり2回目の優勝を果たした。 プロ棋士とソフトが戦った第2回電王戦に出場した4ソフトを含む計40ソフトが参加。予選を勝ち抜いた上位8ソフトが総当たりの決勝を戦った。最後までもつれる展開になり、ボナンザが最終局、電王戦で三浦弘行八段に勝った「GPS将棋」に時間切れで勝ち、優勝を決めた。 ボナンザは電気通信大特任助教の保木邦仁さん(37)が開発。2005年に登場してプログラムの設計図を公開したことで将棋ソフト全体の開発・進化に貢献した。07年には渡辺明竜王と対戦して話題になった。 関連記事将棋電王戦、最終局もソフト勝利 プロ棋士、団体戦敗北(4/20)プロとコンピューターは引き分け 将棋電王戦第4局(4/13)1秒に2億手読んでV コンピュータ将棋選手権