JR九州が、タイ国鉄に観光列車や駅ビル開発のノウハウなどを提供することになった。協力関係をつくる覚書を24日に取り交わす。6月にも部長・課長級の作業チームをつくり、意見交換をはじめる。 昨年4月にタイのインラック首相が九州を訪れ、JRの事業に興味を持ったのがきっかけ。首相は「タイにもJR九州のような観光列車を走らせたい」と話しているという。 JR九州が海外の鉄道事業者と覚書を交わすのは中国、韓国、オランダに次いで4カ国目。唐池恒二社長は15日の記者会見で「協力関係は、かなり踏み込んだものになる」と語った。 関連記事長崎・佐賀に新しい観光列車 JR九州、ルート策定急ぐ(1/8)豪華列車「ななつ星」応募殺到 1室110万円に60倍(11/5)