20年くらい昔の話。父親は、母親に折檻と称して私の目の前で母の尻を露出させ、手の平で何度も叩いていた。少なくとも、10回以上はしていたと思う。「悪いことをした女子供はこうされるんだ」というようなことを言っていたと思う。母が何したかはほとんど覚えてないが、特別悪いことをした記憶はない。家事を失敗したとかそういうことだと思う。もちろん、私も悪いことをすると父親に同じようにされていた。当時は、母がされているのだから当たり前のことだと思っていたが、むしろそれが異常だったのだ。小学校高学年か、中学にあがったぐらいから、私に対してのその折檻はなくなった。同じ頃から母に対する折檻も見ていない。ただ、強圧的で怖い父親は健在だったし、事あるごとに母や私を泣かせていた。また父も涙脆かった。母は私が高校生の時に病気で死んでしまった。そして、父親も精神的に弱ってしまい、以前のような怖い存在ではなくなった。今の父は