デジタルファーストのビジネス環境で定着しつつある電子署名。利便性の向上からセキュリティー強化まで、電子署名は合意・契約プロセスを合理化し、業務負荷を軽減してくれる。一方で、電子署名を導入していない組織も数多く残っている。そこで、グローバルに電子署名ソリューションを提供する企業が、世界の約2000人の経営幹部を対象に、電子署名に対する認識と経験について調査、その結果を公表した。 それによると、電子署名を導入しない企業の主な懸念事項として、信頼性、セキュリティーとコンプライアンス、法的有効性の3点が挙げられている。これに対し、導入している企業からは、高いROI(投資利益率)を実現、セキュリティー面でメリットも実感、導入も30日以内でできた、といった回答が多く寄せられた。では、電子署名を導入すると、具体的にどのようなメリットがあるのだろうか。 電子署名と電子契約の違い 電子署名と電子契約は、特に