本を1冊読み通したのになにも覚えていない、という経験はないでしょうか。それはたいてい、本を表層的な文字情報としてしか読んでおらず、自分のものにしていないからです。本を自分のものにするには、線を書き込むなどの方法で本に歩み寄ることと、読書後に本について書くことの2つの作業をすることが、いちばんの近道です。Evernoteを使って、この作業を効率よくやりましょう。書名や著者名、あらすじといった基本情報はWebページからクリップします。クリップしたノートに追記する形で、今度はその本のどこがおもしろかったか、という個人的なメモを書いていきます。この作業が、あなたとその本との間に絆を生み出すのです。メモは本を読みながら書いても、後で再読した際に書いて、メモだけのノートをマージしてもよいです。こうして作成した読書メモにすべて「読書」タグを付けておくと、長い時間をかけて蓄積した読書経験を集約することが可